観光情報
このうえない達成感を感じられるフルマラソン完走後。そんな時だからこそ、普段ではなかなか味わえないぜいたくな食事で気分を盛り上げたいですよね。レース後の食事は心の栄養になりますし、レース中は目標達成に向けてのモチベーションにもなります。そこで、自分へのご褒美となるような長野県ならではの地元食材をご案内。各リンク先では、それぞれの食材を提供しているお店もご紹介しています。
厳密な生産管理によって育てられ、優れたおいしさを誇る「信州プレミアム牛肉」
「ごちそう食材」と聞いて、まずは牛肉を思い浮かべる人も多いのでは。長野県では、衛生検査を行った農場を「信州あんしん農産物」認定農場とし、そこから出荷された黒毛和種のうち、サシの入り具合と「香り・口溶け」に影響を与えるオレイン酸含有率を組み合わせたおいしさの基準を満たす安全・安心でおいしい牛肉を「信州プレミアム牛肉」として1頭ごと認定しています。「おいしさ」を基準にブランド化した全国初の認定基準の牛肉。まさにレース後のご褒美食にぴったりです。
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おいしい信州ふーど(風土)ネット「信州プレミアム牛肉」
おいしさの秘密は特別な飼料にあり。りんごで育った「りんご和牛信州牛」
長野県には「りんごで育った信州牛」というキャッチフレーズでおなじみの「りんご和牛信州牛」もあります。これは長野県の特産物であるりんごの搾りかすをはじめ、オカラや大豆煮汁、酒粕など、地元の自然食材を配合した特製飼料によってじっくりと肥育された牛肉のこと。高品質で全国的にも高い評価を得ています。
一番の特徴は独特の芳しくフルーティーな香りをもつ脂肪部分。冷めても固まりにくく、旨みのもとである良質なアミノ酸も多く含んでいて、日本人の口に合う食べ飽きないおいしさです。赤身と脂肪の交雑(サシ)も美しいと評判です。
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信州牛生産販売協議会
長野県水産試験場が10年余をかけて開発した信州ならではの夢の魚
長野県水産試験場が約10年をかけて開発したマス類の新しい養殖品種「信州サーモン」。育てやすく肉質のよいニジマスと、病気に強いブラウントラウト(ヨーロッパ原産の鱒)をバイオテクノロジー技術で掛け合わせ、両方の長所をもち合わせた品種で、信州オリジナルの大型魚です。
銀色のからだは美しく、清らかな水で大切に育てられており、ニジマスに比べて肉のきめが細かく肉厚でとろりととろける舌触りが特徴。成熟しないため品質が安定しているので、常においしく食べることができると県内外のシェフや食通から絶賛されています。
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長野県水産試験場「信州サーモン」
「歯ごたえ・美味(うま)み・風味」の3拍子!シャモと名古屋種の鶏を交配した新地鶏
父鶏には歯ごたえがあって鶏肉のなかで最もおいしいといわれる「シャモ」、母鶏には歯ごたえとコクに定評のある「名古屋種」を用いて交配させた信州独自の地鶏。羽色と料理の焼き色が黄金に輝くことから、料理研究家の服部幸應さんにより「信州黄金シャモ」と名付けられました。
広い鶏舎でブロイラーの約3倍もの時間をかけてのびのびと育てられた鶏肉は、地鶏ならではの適度な弾力と噛みごたえのある肉質、奥深い美味(うま)み、噛むほどに増す豊かな風味と3拍子揃った特徴をもち合わせます。脂肪分はそれほど多くなく、すっきりとした後味。かつて長野県で開発された「しなの鶏」と比較すると、旨み成分のアスパラギン酸とグルタミン酸は3倍以上、甘味成分のセリンは約2倍近くあるにもかかわらずカロリーは8割程度と、おいしいのに低カロリーなのもうれしいところ。
食肉通信社主催の「2015食肉産業展『銘柄鶏・地鶏』食味コンテスト」のグランドチャンピオン大会(歴代チャンピオン10銘柄が出品)では最優秀賞を受賞した実績も誇ります。
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長野県「信州黄金シャモ」
自然の恵みをたっぷり蓄え高い栄養価も魅力の野生の獣肉
「ジビエ(Gibier)」とは、狩猟で捕獲した鹿やイノシシなど野生の獣や鳥の肉を指すフランス語。ヨーロッパでは高級食材として人気があり、狩猟時期にあたる秋から冬にかけては、各地のレストランでこぞってジビエ料理が提供されています。
自然に囲まれた山国・長野県においても、鳥獣を恵みとしていただく食文化は伝統的に受け継がれてきました。特に鹿肉はほかの蓄肉と比べて低脂肪、高タンパクで、カルシウムや鉄を多く含み、繊細な風味をもつ食材として人気。また、抗疲労効果があるといわれているカルニチンを豊富に含んでいることも知られており、アスリートにもおすすめの食材です。近年はそうしたジビエの高い栄養価が再認識され、さまざまな調理法で提供する飲食店も増えており、「信州ジビエ」がおいしい信州ブランドのひとつとして注目されています。
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信州ジビエ研究会「信州ビジエ」
高い技術を誇る生産者多数。全国トップクラスの長野県産米
清らかな水と澄んだ空気に包まれ、四季の変化に富んだ長野県。内陸性で盆地が多く、標高も高いため夏の昼夜の寒暖差が大きいことから、おいしい農作物を作る環境に恵まれています。そのポイントが光合成。昼間は光合成によってデンプン(糖)が多く作られ、夜間は寒く植物の呼吸が抑えられるため、デンプンが消費されずに効率よく蓄積されるのです。
こうして生まれた農作物のひとつが「長野米」。長野県は生産者の技術が高く、玄米検査時の品質を示す1等米の割合は、長年全国トップクラスです。全国コンテストにおいても高い評価を得ている生産者が多数。加えて、病害虫の発生も全国的に少ないことから、農薬使用回数も全国でトップレベルの少なさで知られています。
主な栽培品種は、「コシヒカリ(73%)」「あきたこまち(16%)」ですが、近年は、ほのかな甘い香りと豊かな旨みが感じられる新品種のオリジナル米「風さやか」の人気も高まっています。
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長野県「長野米の特徴」
長野県「風さやか」
獣臭が少なく適度な脂が入ったジューシーで柔らかな銘柄豚
有名なブランド豚というとスペイン原産の黒豚「イベリコ豚」がよく知られますが、長野県にも13種類もの銘柄豚が存在しています。そのひとつが「信州SPF豚」。「SPF」とは「Specific Pathogen Free(特定の病原菌がない)」の略で、豚の発育を阻害する特定の病原菌をもたない豚のこと。日本SPF豚協会により施設の衛生レベル等の厳しい認定検査を毎年受けて合格した特定農場だけが「信州SPF豚」を出荷できます。飼育担当者は菌の付着を避けるために他農場や食肉処理施設への出入は禁止され、エサも加熱殺菌処理された専用のものを使用。農場出入りの車も専用車両を使うなど、厳重な管理がされています。
肉質は獣臭がなく、適度に脂が入ってジューシー。肉のきめが細かいため加熱しても柔らかく、冷めても固くならずにあっさりとした味わいです。
ほかにも「北信州みゆきポーク」や小谷村の放牧豚「野豚」などが信州ポークの銘柄豚として認定されています。
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JA全農長野JA長野県・信州ポーク生産販売協議会
清流が染み込んださわやかな味わい。幻の魚をいつでもおいしく
大型のイワナは刺身用として人気がありますが、従来のイワナは大きくなると成熟にエネルギーが使われ、品質が低下してしまいます。そこで、長野県水産試験場では常に高い品質を維持する成熟しないイワナの研究に本格的に取り組み、安定的な量産技術をほぼ確立して平成26年9月に稚魚を初出荷。魚の名称をその風格から「信州大王イワナ」と決定しました。
長野県調理師会からは「刺身はイワナ特有の身の締まりと旨みがあり、寿司にすると一段とおいしい」「脂の乗りがちょうどよい」「味噌漬けや麹漬けがおいしく、今後メニューに加えたい」といった評価が。これからの信州の新食材として注目されています。