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「5年後の自分へ」読み頑張って 参加者に郵送

2019-03-20T14:55:27+09:00

 長野マラソン大会組織委員会事務局(長野市)が、2014年の第16回大会の出場ランナーから預かった、5年後の自分に宛てたメッセージ381通を本人に郵送した。受け取ったランナーたちは、当時を懐かしんだり、4月21日に長野市で開く第21回大会に向けて気持ちを高めたりしている。

 「末永く愛される大会にしたい」と、第15回大会から走り終えたランナーに同様のメッセージを書いてもらっている。5年間保管した後、本人に郵送するのは、昨年に続き2回目。

 長野市三輪の主婦池本昭子さん(55)は当時、5年後の自分に「仲間で走り続けられたら良いなと思う」と書いた。10年ほど前に友人から誘われて走り始め、「ゴールの達成感が何ものにも替え難い」と続けている。メッセージを受け取り、第21回大会も「完走を目指したいと気持ちを新たにした」と話した。

 下伊那郡松川町元大島の自営業佐々木順子さん(64)は、次男で会社員の賢吾さん(31)=愛知県小牧市=ら家族と出場するのが恒例。自分に向けて「春のわが家の大切な一ページ。5年後、風を切ってゴールします」とのメッセージが届いた。

 順子さんは股関節を痛めて今回は出場せず、賢吾さんの応援を予定する。「自分もこれまで沿道の声援に勇気づけられた。今回は自分が支える側に回ります」と話した。

(信濃毎日新聞)

2014年の第16回大会出場者に、預かったメッセージを送るため作業する大会組織委事務局職員

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