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ペースメーカー、男子に初導入 東京五輪代表選考会目指す選手後押し

2018-03-13T11:58:13+09:00

 長野マラソン大会実行委員会議は12日、長野市内で開き、4月15日に長野市で開催する第20回記念大会の実施概要を決めた。2020年東京五輪マラソンの代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」出場権獲得を目指す国内男子トップ選手を後押しするため、あらかじめ設定したペースで選手を引っ張るペースメーカーを男子のレースに初めて導入する。

 19年秋以降に開催予定のGCに出場するには、福岡国際や東京など、日本陸連が定めた主要大会で規定の順位と記録をクリアする必要がある。このほか19年4月末までに、長野マラソンなど国際陸連公認大会で男子2時間8分30秒以内、女子2時間24分0秒以内をマークすれば出場資格を得る。公認大会上位2レースの平均タイムが男子2時間11分0秒以内、女子2時間28分0秒以内という条件をクリアした場合にも権利を手にする。

 実行委事務局によると、複数のペースメーカーを準備。招待選手の顔ぶれなどで変わる可能性はあるものの、設定タイムはGC出場権獲得につながる2時間11分0秒以内が想定されるという。設楽悠太(ホンダ)が2時間6分11秒の日本新を出した2月の東京など、主要大会の多くはペースメーカーを導入している。

 会議に出席した日本陸連の尾県貢専務理事は、取材に「暖かい時季の方が力を発揮できる選手もいる。4月開催という特性を生かし、より多くの選手にGC出場を果たしてもらいたい」と述べた。

 より速やかな交通規制解除を図るため、篠ノ井杵淵の39・2キロ地点に収容関門(閉鎖時刻は午後1時17分)を追加するほか、2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(45)が5年連続でスペシャルゲストとして参加することを報告した。

(信濃毎日新聞)

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