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長野マラソン中止決定 参加料は全額返金

2021-02-03T11:18:02+09:00

 長野マラソン(日本オリンピック委員会、日本陸連、長野県、長野市、信濃毎日新聞社主催)大会組織委員会は2日、長野市内で会議を開き、4月18日に長野市で開催予定だった第23回大会の中止を決めた。新型コロナウイルス感染症の収束が見通せず、参加者の感染リスクや不安を完全に取り除くのが困難と判断した。中止は2年連続。参加料は全額返金する。

 組織委は感染防止対策を徹底した上での開催を目指してきたが、1月に11都府県で緊急事態宣言が再発令されるなど感染が再拡大。大会を支えるボランティアからも不安の声が出ていた。こうした状況から大会理念の実現が難しく、開催直前での中止決定は財政面での影響も大きくなることから早期に中止を決めた。

 第23回大会は国内在住者に限定し、昨年の参加予定者を「優先エントリー」として一般の部6538人、視覚障がい者の部15人の申し込みを受け付けていた。第22回大会は大会要項に基づき参加料を返金しなかったが、今年は大会の信頼や参加予定者の心情を考慮して返金を決定。第24回大会に優先的にエントリーできるようにする。

 代替イベントとして4月にオンライン形式のマラソン大会などを実施する。返金方法や代替イベントの詳細は後日発表する。問い合わせは組織委事務局(電話026・217・2490)へ。

 同時開催予定だった第17回車いすマラソン大会(長野県、長野市、県障がい者スポーツ協会などでつくる実行委員会主催)については、5日に実行委が開催可否を決める。

(信濃毎日新聞)