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台湾の「田中マラソン」関係者が東御市の「田中駅」を訪問 21日の長野マラソンに出場

2024-04-21T06:50:58+09:00

 長野市で21日に開く第26回長野マラソンに、台湾中西部の彰化県田中(ティエンジョン)で毎秋開く「台湾米倉田中マラソン」の関係者18人が、「台日友好マラソン交流団」として出場する。20日は、同じ地名という縁から東御市田中のしなの鉄道田中駅を訪問し、花岡利夫市長らの歓迎を受けた。

 交流団の結成は、沿線の観光協会でつくる「しなの鉄道沿線広域インバウンド連絡会」と須坂市のケーブルテレビ会社Goolight(グーライト)が昨年11月、田中マラソンの会場で、長野マラソンなど沿線のイベントをPRしたのがきっかけ。田中マラソン創設者の鄭宗政さん(58)らが友好と相互誘客を図ろうと、仲間を集めて長野マラソンに出場することにした。

 田中駅は、彰化県田中にある台湾鉄路管理局の「田中駅」と同名なことから、2018年に同駅と姉妹駅協定を締結。交流団は長野市に向かう途中、「一目見たい」と立ち寄った。バスを降りた一行は「田中駅」の看板を見た途端に歓声を上げ、駅舎のあちこちで記念写真を撮った。

 花岡市長が「田中同士のお付き合いをこれからもお願いします。マラソンも頑張ってください」と鄭さんにあいさつすると、鄭さんは「頑張りますよ」と応じて握手。鄭さんは取材に「駅から山が見えるのはわれわれの地元の田中駅と同じ。レトロできれいな町並みも印象的だ」と話した。

(信濃毎日新聞)

田中駅で記念撮影する田中マラソンの関係者ら