日本陸連と長野マラソン大会組織委員会は１９日、第２７回長野マラソン（４月２０日・長野市）の男子が「マラソングランドチャンピオンシップ（ＭＧＣ）シリーズ２０２５―２６」のグレード３（Ｇ３）に加盟したと発表した。加盟により、日本人選手１位となったうえで２時間９分０秒以内を記録すれば、２８年ロサンゼルス五輪の代表を懸けたＭＧＣの出場権を得られる。

　ＭＧＣシリーズは、日本陸連が２１年度から実施した「ジャパンマラソンチャンピオンシップ（ＪＭＣ）シリーズ」を改変し、日本代表選考レースＭＧＣの出場権獲得を目指す「ＭＧＣシリーズ」として３月から開催する。マラソンの年間チャンピオンを決めるとともに、世界選手権やアジア大会の日本代表を選考する。２７年秋に開催を予定しているＭＧＣへの出場権獲得にもつながる。

　長野マラソンは２３年の第２５回大会でＪＭＣシリーズに加盟。ＭＧＣのワイルドカード対象大会として開催し、条件を満たした男子３人が同年１０月のパリ五輪代表選考会に出場した。

(信濃毎日新聞)