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タイムはまだまだ縮まる 松本大の臼田彩花さん、長野マラソンで目指す2時間50分切り

2025-04-19T14:45:53+09:00

 ■前回大会併設の県選手権で初V

 5度目のマラソンとなった前回大会で初めて3時間の壁を破る2時間56分28秒でゴールした。臼田彩花(松本大)は女子で11位に入り、併設の県選手権で初優勝。実業団選手経験がある24歳はさらなる記録短縮を狙う。

 昨年は長野に続き、11月の松本を2時間58分39秒、12月の湘南国際を3時間2分35秒で走った。今年3月の東京は3時間3分59秒。30キロまでは自己記録を上回るペースだったが、そこから失速し、「課題が見つかった。長野は後半で頑張らなければ」と話す。

 諏訪郡下諏訪町出身。長野東高では21年東京五輪出場の萩谷楓、22年世界選手権代表の小林成美と同期。2年時の全国高校駅伝は4区を走り、チームの2位に貢献した。3年時は故障の影響で同大会に出場できなかった。

 高校卒業後は実業団の埼玉医科大グループに3年間所属し、病院で働きながら競技を続けた。ただ、股関節などの故障に悩まされ、「体と向き合っている時間が長かった」と話す。

 興味があったスポーツ栄養を学びたいと、松本大に入学。実業団をやめた時は「走らないと決めていた」というが、市民ランナーとしてマラソン大会に出場している母親の影響も受けて「マラソンをやりたい」と再び走り始めた。

 大学1年目の22年に松本で初マラソンに挑戦。沿道の途切れない応援や景色を眺めながら走ることに魅力を感じた。

 今大会に向け、県縦断駅伝の全諏訪チームの男子選手と一緒に諏訪湖1周(16キロ)のペース走や20キロのジョギングに取り組むなどして準備を進めた。1キロ4分のペースを維持して2時間50分以内の記録を目指す。

(信濃毎日新聞)

長野マラソンに向け諏訪湖畔で練習する臼田彩花