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長野マラソンのランナーを後押し 沿道から市民が力強いエール送る

2025-04-20T14:14:38+09:00

長野市で20日に開かれた第27回長野マラソンは、春らしい陽気の中、約1万人のランナーが信濃路を駆け抜けた。「頑張れ」「ファイト!」。沿道には多くの市民らが集まり、力強い声援を送ってランナーの背中を後押しした。

 スタートから6・5キロ地点のTOiGO(トイーゴ)広場では「長野クリスタルバトン」のメンバー約40人が、音楽に合わせて華麗なバトンさばきを披露。須坂創成高校(須坂市)3年の増田琉華(るか)さん(17)は「ランナーの近くで応援できるのは特別。私たちの踊りで元気を出してほしい」と笑顔で話した。

 長男の応援に駆けつけた横浜市の中重民子さん(78)は手作りのうちわを持ち、10キロ・5地点のビッグハット近くの沿道に立った。長男が通った際には声をかけ合えたといい、「まだまだ元気そうに走っていたので完走してくれると思う」と期待した。

 約30キロ地点の長野市松代町西寺尾の上高相交差点付近では、住民らでつくる「松代甲冑(かっちゅう)隊」が手作りのよろいかぶとを着てランナーとハイタッチ。メンバーの中山賢治さん(74)は「走りやすい気候で良かった。ランナーに松代地区を知ってもらう機会になればうれしい」と話し、スティックバルーンをたたいて声援を送った。

(信濃毎日新聞)

沿道声援を浴びながら駆け抜けるランナー=20日、長野市の中央通り